竹千代・元信・元康はみんな家康なの?名前の順番と徳川への改姓を分けて、歴史の本で迷う呼び名を小さな年表と一緒にほどいてみようね!

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家康の若い頃を読んでいて、元信が出てきたと思ったら、次は元康。
えっ、待って。家康はいつ出てくるの?

ここで人物一覧を行ったり来たりしているなら、まず一つだけ。竹千代、元信、元康、家康は、家康本人の名前の変遷をたどるときに出てくる呼び名だよ!

ただし、「家康になった」と「徳川になった」は別の年。ここを一緒にすると、年表が急にこんがらがる。

下の名前をたどる線と、松平から徳川へ変わる線。二つに分けてみよう。国立公文書館の展示解説と、図書館の調査回答を使って順番を確かめます。本を読むための小さなメモも作るので、名前を丸暗記する前に一緒に整理していこうね。

目次

まずは竹千代から家康まで、名前の順番をつかもう

順番は、竹千代→元信→元康→家康。
声に出すなら、たけちよ、もとのぶ、もとやす、いえやす。元信と元康の「元」は、どちらも「もと」と読むよ。

ここ、字が似ているので目だけで追うと取り違えやすい。元信の「信」、元康の「康」に一度目を止めてみて。最後の家康にも「康」が残るので、元康と家康がつながって見えるようになります。

国立公文書館では、幼名を竹千代と説明し、1555年の元服で松平次郎三郎元信と名乗ったことを紹介しています。その後が元康、1563年に家康。そして1566年末に松平から徳川へ改姓、という流れです。

時期 この人の名として出てくる表記 まず見分けたいところ
幼少期 竹千代 家康の幼名
1555年の元服後 松平次郎三郎元信 元信は「もとのぶ」
元信から改名した後 松平元康 元康は「もとやす」
1563年の改名後 松平家康 名は家康、まだ松平
1566年末の改姓後 徳川家康 松平から徳川へ変わる

あ、そうか! 家康になった時点で、もう徳川とは限らないんだ。
この表でいちばん持ち帰ってほしいのは「松平家康」の行です。元康から家康へ変わった後にも、松平という名字の段階がある。ここを挟むと、二つの変更が混ざりにくいよ。

元康への改名時期については、国立国会図書館のレファレンス協同データベースに載る山梨県立図書館の回答では、1558年頃とされています。国立公文書館の解説は、婚姻の後に元康と改めた、という順序で紹介しています。

だから、メモには「1558年頃」と書いておこう。「頃」を消して日にちまで決めてしまうと、資料に書かれている範囲を超えちゃうからね。名前の順番を知りたい今は、細かな日付を空欄にしておいても読み進められます。

国立公文書館「家康の誕生」と山梨県立図書館の名前の変遷に関する回答が、この入口の確認に使える資料です。

名前から生涯へ読み進める一冊の候補は、藤井讓治著『徳川家康』。人物叢書の新装版、通巻300で、ISBNは9784642052931です。「誕生から三河平定まで」という章があり、幼い頃から徳川への改姓までをたどる入口にできます。

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同じ『徳川家康』という題の本は複数あります。商品を開くときは、著者とISBNまで見てね。名前を追いたいのに、違う著者の一冊を同じ本だと思って選ぶと、目次の案内もずれてしまう。

ここでは公開されている書誌と目次をもとに紹介しています。本の本文を通読した感想ではありません。まず目次に自分の知りたい時期があるかを確認してから選ぼう。

元信と元康の「元」は、今川義元との関係を読む手がかり

元信、元康。
二つの名前を並べたら、共通する「元」に注目してみて。国立公文書館の「元服と婚姻」では、竹千代が1555年に今川義元のもとで元服し、義元から「元」の一字を与えられた、と説明されています。

元服は、ここでは成人として名乗る段階へ進む出来事として押さえよう。竹千代という幼名から元信へ変わるところに、義元との主従関係も重なっているんだね。人物名の変化に、周りとの関係が入っている。名前の一覧だけでは見えにくい部分です。

展示解説に出てくる「松平次郎三郎元信」は、長くてちょっとびっくりするかもしれない。全部を一つの長い名前として一息に覚えようとすると大変なので、この段階では末尾の「元信」を手元の表と結び付けよう。

読みかけの文章が「元信」と短く書いていても、「松平次郎三郎元信」と書いていても、家康のこの時期を扱う文章なら、同じ人物を指すと確認できます。もちろん、別の人物が同じ字を使う場合もあるので、前後に誰の話かが書かれているかは見てね。

次の元康について、同館の解説は、祖父の清康の勇名を慕って改名したと言われている、と紹介しています。ここでは「と言われている」が付く説明として受け取ろう。本人の気持ちを目の前で聞いたように言い換えず、資料の説明の強さをそのまま残します。

すると、元信から元康への変更は、「元」が残り、後ろの一字が変わった、と見分けられる。
ここ、二文字まとめて眺めるより、変わった字に印を付けると追いやすいよ!

紙に書くなら、元信の「信」だけを丸で囲む。その隣の元康では「康」を丸で囲む。義元の「元」は両方に残っているので、その部分には同じ下線を引いてみて。色がなくても、丸と線の違いだけで二つの情報を載せられます。

これは本に収録された練習問題ではなく、この記事からの読み方の提案です。覚え方のために名前を変えてしまう必要はなく、実際の字のどこが同じで、どこが変わったかを見る手順だよ。

婚姻の年にも注意があります。国立公文書館では1557年としつつ、1556年とする説にも触れています。名前の変遷を整理するメモでは、「婚姻の後に元康」と置き、婚姻の年を調べる必要が出てきたら、その説明の幅も別に残しておこう。

一枚の表へ、確かめていない年をぎゅうぎゅうに詰めなくて大丈夫。年を決めきれないところと、順番を確認できるところは分けて書けます。

国立公文書館「元服と婚姻」には、元服、義元からの一字、婚姻、元康への改名が続けて説明されています。読んでみるなら、名前の前後を含む段落まで目を通してね。一字だけを抜き出すと、人と人との関係が見えなくなってしまう。

もう少し時期の背景を本で追うなら、『徳川家康』の公開目次にある「人質時代」と「桶狭間の戦いと今川氏との決別」が、前後を確かめる入り口になります。目次の順序を見ながら、名前のメモと照らしてみよう。

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買う前に、この時期をしっかり読むつもりかも考えてみてね。名前の順番を知りたいだけなら、公開解説と上の表から始められます。今川家との関係まで広げて読みたくなったときに、章立てを使って本を選ぶ。入口はそこからでいいよ。

家康への改名は1563年、徳川への改姓は1566年

さて、元康まで来たら、次は家康。
前の節では残っていた「元」が、ここで「家」に変わります。

国立公文書館の解説では、家康への改名は1563年の6月から10月の間とされています。そして、義元から与えられた「元」を改めることが、今川家との決別を意味したと説明しています。

ここまで来ると、名前が政治的な立場を読む手がかりにもなるんだね。ただ、名前を一字見ただけで本人の感情まで分かるわけではない。「嫌いになったから」「名前を変えて晴れ晴れした」といった台詞や心境は、この解説からは作らずに読もう。

さらに1566年末、朝廷から徳川への改姓と、従五位下・三河守への叙位、任官の勅許を受けた、と同館は説明しています。松平から徳川へ変わるのは、この段階です。

用語が続いたので、今の疑問に必要なところへ戻すね。
1563年は「元康→家康」。1566年は「松平→徳川」。

この二行を、違う欄に書いておこう。家康という名前になった年を聞かれたら1563年、徳川になった年を聞かれたら1566年。どちらの部分を聞かれているのかで答えが変わるんです。

確かめたいこと 名前のどこが変わる? 国立公文書館の解説による時期
家康への改名 元康→家康 1563年、6月から10月の間
徳川への改姓 松平→徳川 1566年末

表の右側に、今読んでいる本の年表を並べてもいいね。たとえば本が「1563年」とだけ書いていたら、年だけの説明として受け取る。展示解説が月の範囲まで示しているからといって、どちらかを間違い扱いする必要はありません。

細かさの違いと、内容の食い違いは別。片方が年だけで、片方が同じ年の中の期間を示しているなら、まず説明の粒度が違うと考えられます。もし年そのものが違う資料に出会ったら、そのときは出典と記述の対象を並べて確認しよう。

この節で「改姓」という言葉を使っているのは、公文書館の展示解説の見出しに沿った案内です。松平・徳川と、歴史的な本姓や官位の問題を全部一つにまとめて説明したものではありません。詳しく研究するときは、その用語の区別も本文や参考文献で確認する必要があります。

だからこそ、最初のメモは名字の欄と名の欄を分ける方法が使えます。難しい言葉を全部覚えてから読み始めるより、今どの部分が変わっているかを見えるようにする。その上で必要になった用語を足そう。

国立公文書館「『徳川』への改姓と『家康』への改名」は、二つの変更を同じページで確認できる資料です。前半が家康への改名、後半が徳川への改姓。ページを開いたら、この前後を読み分けてみてね。

藤井讓治著『徳川家康』には、公開目次で「三河守任官と徳川への改姓」という項目が確認できます。名前の順番から、その変更をめぐる背景へ一段進みたいときの読書候補です。

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本の紹介で「生涯を描く」と書いてあっても、気になる項目があるかは目次で見よう。今回は改姓に直接触れる項目がある。その一点が、このテーマと本をつなぐ選ぶ理由になります。

本の中で竹千代を見つけたら、人物と時期を一緒に確認しよう

最後に、一つだけ落とし穴。
竹千代と出てきたら、いつでも家康本人、と決めてしまわないでね。

国立公文書館の改名の解説には、元康の嫡子である竹千代、後の信康も出てきます。同じページの中で、父の元康と子の竹千代を読んでいる場面になるんです。

わっ、名前だけで人物を結び付けると、ここで入れ替わっちゃう!
家康の幼名も竹千代。でも、元康の息子として紹介されている竹千代は信康。この二人を見分けるときは、「誰の子か」という文章の情報が必要です。

読みかけの本に付箋を貼るなら、竹千代の字だけへ「家康」と書く前に、前の一文を見てみよう。家康本人の幼少期を扱う段落なのか、家康の子を紹介する段落なのか。その確認を挟んでから人物名をメモします。

名前のメモを二列にするのもおすすめ。左へ「家康本人」、右へ「信康」と書く。本文でどちらの話か確かめたものを、それぞれの欄へ置こう。右の欄に子の竹千代を置けば、左の幼名の竹千代と別々に見られます。

家族全員の名前を今すぐ覚える必要はありません。混ざった一人だけを欄の外に書き出す方法でもいいよ。読み進めるたびに人物表を大改造するより、その場で引っかかったところを小さく直すほうが取りかかりやすい。

本を選ぶ段階では、藤井讓治著『徳川家康』の公開目次に「徳川氏略系図」「略年譜」「家康の居所・移動表」が挙がっています。人物、年、場所のどれを確かめたいのかに合わせて、こうした巻末の項目を探す読み方ができます。

系図で親子関係、年譜で時期、居所・移動表で場所。この三つを同じものとして使わず、それぞれに確かめたい問いを持ってみて。名前が混ざったならまず人物関係。順番に迷ったなら時期。文章の舞台が分からないなら場所へ進む、という手順です。

なお、公開情報で確認したのは巻末項目の存在です。どの名前が何ページに載るか、図表がどんな見た目かまでは、ここで実物確認できていません。本文を読み終えた感想や、必ず一目で解決するという約束として受け取らず、読むときに探す項目として使ってね。

書誌と目次は国立国会図書館サーチの『徳川家康』で確認しています。目次は出版情報登録センター(JPRO)提供の情報です。2020年刊、吉川弘文館の人物叢書、著者は藤井讓治。商品ページでは紙の本か、中古か、配送の条件も購入時に確かめよう。

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今日のメモは、最初の表と、気になった人物一人分で始めてみよう。年の範囲や「頃」があったら、その言葉も残す。出典のページを添えておけば、あとで詳しく知りたくなったときに戻れます。

読み返すための短い確認もできるよ。「元康と家康は別人?」と自分へ聞いて、本人の名の変化、と答える。「家康になった年と徳川になった年は同じ?」には、1563年と1566年、と答える。「竹千代なら全員家康?」には、前後の親子関係も見る、と返す。

覚えるための問いを三つに絞ると、どこがまだ混ざっているかが見つかります。答えに詰まった一つだけを表へ戻って見直そう。すべての段落を最初から読み直さなくても、その疑問から確かめ直せます。

それでは、読みかけのページへ戻ってみようか。
元信が出てきたら、名前の順番の二つ目。元康になったら、その次。家康が出てきたら、名字のほうは松平なのか徳川なのかも見てみる。

名前が変わる場所で一度止まると、その前後で誰との関係が動いたのか、文章を読む目印になります。さっきまで混ざっていた二文字が、歴史を追う手がかりになるんだね! まずは今の一ページ。人物を見失ったところから、一緒にほどいていこう。

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この記事を書いた人

徳川家康の生涯や関わった人々、ゆかりの地を少しずつ追いかけています。

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