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江戸幕府を開いた徳川家康は、愛知県岡崎市にある岡崎城で生まれました。いまの岡崎城公園には、家康の誕生にまつわる井戸やえな塚など、ゆかりの場所がいくつも残っています。
この記事では、岡崎市観光協会の公式サイト「岡崎おでかけナビ」と岡崎市の公式ウェブサイトの情報をもとに、岡崎城と家康の関係、岡崎城公園で見たい5つのゆかりの地、そして開館時間や入館料、アクセスをまとめました。
※開館時間や料金は変わることがあります。お出かけの前に、岡崎おでかけナビや岡崎市の公式ウェブサイトで確認してください。
岡崎城と家康の関係
1542年、岡崎城内で誕生
岡崎市観光協会の公式サイトの「沿革」のページでは、天文11年(1542年)12月26日、徳川家康は岡崎城内で誕生したと紹介されています。
人質時代と自立
同じページでは、家康は6歳で織田信秀(信長の父)、8歳で今川義元の人質となり、少年期を他国で過ごしたと紹介されています。そして永禄3年(1560年)の桶狭間の合戦で今川義元が戦死したことをきっかけに自立しました。このとき19歳。以来、岡崎城を拠点に、天下統一への基礎を固めたそうです。
「神君出生の城」
元亀元年(1570年)、家康は本拠を遠江浜松(いまの静岡県浜松市)に移し、嫡男の信康を岡崎城主としました。江戸時代になると、岡崎城は「神君出生の城」として神聖視され、家格の高い譜代大名が城主となったと紹介されています。石高は5万石前後と少なかったものの、大名は岡崎城主となることを誇りとしたと伝えられているそうです。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1455年頃 | 西郷頼嗣(稠頼)が明大寺の地に築城したのがはじまり |
| 1531年 | 家康の祖父・松平清康が現在の位置に移す |
| 1542年 | 家康が岡崎城内で誕生 |
| 1560年 | 桶狭間の合戦後、家康が自立し岡崎城を拠点にする |
| 1570年 | 家康が本拠を浜松に移す |
| 1617年 | 本多康紀のとき、三層三階地下一階の天守閣が建てられる |
| 1873~1874年 | 城郭の大部分が取り壊される |
| 1959年 | 天守閣が復元される |
家康が去ったあとの岡崎城
岡崎市観光協会の公式サイトの「沿革」のページでは、家康が浜松に移ったあとの岡崎城についても紹介されています。
天正7年(1579年)に信康が自刃したあとは、重臣の石川数正、ついで本多重次が城代となりました。天正18年(1590年)に家康が豊臣秀吉によって関東に移されると、秀吉の家臣・田中吉政が城主になります。家康が江戸に幕府を開いてからは、譜代大名が岡崎城を守りました。
田中吉政は大規模な城郭の整備拡張を行い、文禄元年(1592年)には、城の東・北・西に総延長4.7kmにおよぶ総堀をつくったそうです。
西郷氏のころは砦のような城
同じページでは、西郷氏が築いた当初の岡崎城は砦のようなもので、城域も本丸程度だっただろうと考えられ、家康のころまでには近世の城郭としての原型ができあがった、と紹介されています。
江戸時代には、本多氏(康重系統)、水野氏、松平(松井)氏、本多氏(忠勝系統)と、家格の高い譜代大名が城主となりました。家康の生まれた城を任されることは、大名にとって特別な意味があったのでしょうね。
岡崎城公園で見たい5つのゆかりの地
ここからは、岡崎城公園で見たい、家康ゆかりの5つの場所を紹介します。
1. 岡崎城天守閣
岡崎市観光協会の公式サイトでは、明治6年から7年にかけて城郭の大部分が取り壊されたあと、天守閣がないままではしのびないとする市民の思いは強く、昭和34年(1959年)に、ほぼ昔どおりの外観の天守閣が復元されたと紹介されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 別名 | 竜城・竜ヶ城 |
| 種別 | 平山城 |
| 復元 | 昭和34年(1959年)3月30日 |
| 構造 | 鉄筋コンクリート3層5階 |
東海道を行き来した旅人が仰ぎ見たであろう姿を、いまも眺めることができる、と紹介されています。
岡崎おでかけナビの岡崎城のページでは、岡崎城は2006年に日本100名城に選定されたことも紹介されています。お城めぐりが好きな方にとっても、訪ねておきたい城のひとつですね。
2. 東照公産湯の井戸
岡崎市観光協会の公式サイトでは、東照公産湯の井戸は、天文11年(1542年)12月26日に岡崎城内で誕生した竹千代(のちの家康)の産湯に用いられた井戸と紹介されています。家康の誕生の瞬間に思いをはせられる場所ですね。竹千代という幼名で呼ばれていたころの家康を思い浮かべながら、ゆっくり見学してみてください。
3. 東照公えな塚
同じく岡崎市観光協会の公式サイトでは、東照公えな塚は、家康のえな(へその緒や胎盤)を埋めたと伝わる場所と紹介されています。産湯の井戸とあわせて、家康の誕生にまつわる場所として見ておきたいスポットです。
4. 三河武士のやかた家康館
岡崎市の公式ウェブサイトでは、岡崎城公園の中にある施設のひとつとして、三河武士のやかた家康館が紹介されています。岡崎城と共通の入館券もあるので、家康と三河武士について知りたい方は、あわせて訪ねてみるとよいでしょう。
5. 龍城神社
岡崎市の公式ウェブサイトでは、岡崎城公園の中にある見どころのひとつとして、龍城神社が紹介されています。岡崎城の別名は「竜城」とされていて、神社の名前にも同じ「龍城」の字が使われています。お城の散策とあわせてお参りしてみてはいかがでしょうか。
| スポット | 家康とのゆかり |
|---|---|
| 岡崎城天守閣 | 家康が生まれた城。昭和34年に復元 |
| 東照公産湯の井戸 | 家康の産湯に用いられた井戸 |
| 東照公えな塚 | 家康のえなを埋めたと伝わる |
| 三河武士のやかた家康館 | 家康と三河武士を紹介する施設 |
| 龍城神社 | 岡崎城公園内の神社 |
岡崎城公園のそのほかの見どころ
公園内の施設
岡崎市の公式ウェブサイトでは、岡崎城公園は約10ヘクタールの広さがあり、岡崎城や三河武士のやかた家康館のほかに、二の丸能楽堂、巽閣、茶室、からくり時計、徳川家康公銅像、元康像などがあると紹介されています。
季節の行事
同じページでは、岡崎城公園の季節の行事として、4月の桜まつり、藤まつり、8月の夏まつり花火、11月下旬から12月上旬の紅葉などが紹介されています。公園には「五万石藤」もあり、藤の季節も楽しみのひとつです。
| 季節 | 行事・見どころ |
|---|---|
| 春 | 桜まつり(4月)、藤まつり |
| 夏 | 夏まつり花火(8月) |
| 秋 | 紅葉(11月下旬~12月上旬) |
開館時間・入館料
開館時間と休館日
岡崎市観光協会の公式サイトでは、岡崎城の開館時間と休館日は次のように案内されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開館時間 | 9時から17時(入館は16時30分まで) |
| 休館日 | 12月29日から12月31日 |
入館料
同じく岡崎市観光協会の公式サイトで案内されている入館料は、次のとおりです。
| 区分 | 岡崎城 | 2館共通(岡崎城・家康館) |
|---|---|---|
| 大人(中学生以上) | 300円 | 650円 |
| 小人(5歳以上) | 150円 | 320円 |
岡崎市内の小中学生、岡崎市内に住む65歳以上の方、障がい者手帳を持っている方と介添えの方1名は無料と案内されています。
アクセスと駐車場
電車・車で行く場合
岡崎市の公式ウェブサイトと岡崎おでかけナビでは、岡崎城公園へのアクセスが次のように案内されています。
| 交通手段 | 案内 |
|---|---|
| 電車 | 名鉄「東岡崎」駅から徒歩約15分 |
| バス | 名鉄「東岡崎」駅から名鉄バス(大樹寺行など)で「康生町」下車、徒歩5分 |
| 電車(愛知環状鉄道) | 愛環「中岡崎」駅から徒歩15分 |
| 車 | 東名高速道路「岡崎」ICから約10分(約3km) |
住所は、愛知県岡崎市康生町561-1です。
駐車場
岡崎市の公式ウェブサイトでは、岡崎城公園の乗用車用駐車場は150台、料金は通常期で30分150円と案内されています。岡崎おでかけナビでは、通常期の乗用車駐車場は24時間利用でき、料金は7時から22時までが30分150円、22時から翌日7時までが30分50円、24時間の上限は1,500円と案内されています。花火大会などのイベントのときは駐車場が利用できなくなる場合がある、とも書かれています。桜まつりなどの行事のときは混み合うことがあるので、公共交通機関の利用も検討してみてください。
岡崎城でよくある質問
岡崎城の天守閣は当時のもの?
岡崎市観光協会の公式サイトでは、いまの天守閣は昭和34年(1959年)に、ほぼ昔どおりの外観で復元されたものと紹介されています。構造は鉄筋コンクリート3層5階です。江戸時代の元和3年(1617年)に建てられた天守閣は三層三階地下一階で、東に井戸櫓、南に附櫓をもつ複合天守閣だったそうです。
家康は岡崎城で何年過ごした?
家康は6歳で人質となって岡崎を離れ、19歳で自立してからは岡崎城を拠点にしました。そして元亀元年(1570年)に浜松に本拠を移しています。家康の生涯の中で、岡崎は生まれた場所であり、自立した場所でもあったのですね。
歴まちカードはもらえる?
岡崎おでかけナビの岡崎城のページでは、「歴まちカード」を岡崎城天守1階の売店と、岡崎市役所まちづくり推進課(西庁舎1階)の窓口の2か所で配布していると案内されています(2024年1月更新の情報)。配布状況は変わることがあるので、欲しい方は事前に確認してみてください。
どんな順番でまわるとよい?
家康の誕生にまつわる場所を中心にめぐるなら、産湯の井戸、えな塚で家康の誕生に思いをはせてから天守閣へ上り、そのあと家康館で三河武士について知る、という流れもおすすめです。2館共通券を使えば、岡崎城と家康館の両方をお得に見学できます。
岡崎の城下町はどうやって発展した?
岡崎市観光協会の公式サイトでは、城郭の整備にともなって東海道が城下に引き入れられ、慶長14年(1609年)には伝馬町ができて、岡崎は東海道有数の宿場町として栄えたと紹介されています。
岡崎城で家康の生まれた場所をたどろう
岡崎城と家康ゆかりの地について、もう一度まとめておきます。
- 徳川家康は、天文11年(1542年)12月26日に岡崎城内で誕生した
- 岡崎城は江戸時代、「神君出生の城」として神聖視された
- 天守閣は昭和34年(1959年)に、ほぼ昔どおりの外観で復元された
- 岡崎城公園には、産湯の井戸やえな塚など家康の誕生にまつわる場所がある
- 開館時間は9時から17時。入館料は大人300円、2館共通券は650円
- 名鉄「東岡崎」駅から徒歩約15分
家康が生まれ、自立の拠点とした岡崎城。産湯の井戸やえな塚をめぐりながら、天下人の出発点となった場所を歩いてみてください。